銀塩プリンターによる色の置き換えについて
2017/07/11
モニター上の色とプリント仕上がりでは、若干色が異なる場合がございます
銀塩プリンターは、パソコンのモニターやデジカメが保存する写真データ(sRGB準拠機器)よりも色の表現領域が狭くなっており、再現できない色については、色の置き換えが必須となります。
色味としましては、赤色から黄色に寄りやすい傾向がございます。
これらの事情により、写真データによっては、モニター上で見るお写真の色と、プリント仕上がりのお写真の色が若干異なる場合がございます。
モニターでは見えない色を引き出す、創造的な作業
逆に、モニターでは表現できない色でも、プリントならば表現できるという色もたくさんございます。
弊社使用の富士フィルム社製ペーパーは【発色が鮮やか】であるという特性があり、これにより、パソコンモニターで確認する画像よりも、やや濃いめの色に仕上がりやすくなっております。
再現しきれない色の置き換えにより、モニターでは出せない独特の色が表現できます。
色の置き換え作業は、単に、豊富な色数を少ない色数で表現するという減色にとどまらず、モニターでは見えない色を引き出すような創造的な作業でもあるのです。
また、最近の機種では、色調・輝度等の自動補正にも、さまざまなメーカー独自の工夫が凝らされ、年々その性能・仕上がりは向上しています。